アーカイブ | 12月 2016

  • アダラートで治療する高血圧と春の低血圧障害との絶食

    高血圧にかかる人は現代の日本には多くなっており、成人の4割程度が該当するとされています。ガイドラインにおける基準が下げられたことによって該当する人が増えたという面はありますが、それほどに注意しなければならないものとしての注意喚起が必要な疾患として位置づけられるようになったというのが事実です。アダラートはその治療に用いられる降圧剤であり、血圧が高い状態になっていることによる合併症のリスクを軽減できる治療薬です。アダラートを飲んでいても完全に高血圧が治るわけではないため、生活の中で血圧を改善する取り組みをしていくことが欠かせないのが高血圧治療です。その方法として話題に上ることが多くなったのが絶食による血圧の改善です。絶食を繰り返すことによって血圧の低下が望めるというのがその基本的な考え方であり、それを推進する団体も設立されました。その効果がしっかりと出るかどうかは個人によって異なるものの、確かに血圧が下がったということを報告する人も多くなっています。しかし、絶食によって血圧を下げる試みは春先は避けるに越したことはないでしょう。日本では春に低血圧障害に悩まされる人も多いからです。春になって寒い時期から暖かい時期に切り替わる際には身体が順応する家庭で血圧が低下しやすくなります。この時期に絶食をしてしまうと体温が上がりにくくなったり、栄養が身体にめぐりにくくなってしまうため、それによって低血圧障害が悪化しやすくなります。また、春の季節の影響による血圧低下と絶食による血圧低下との区別が難しくなってしまうため、効果があったのかどうかということがわかりにくくなってしまうでしょう。時期を選んで行うことも大切となるのです。